今回は、知らない人はまずいないであろうバナナを取り上げたいと思います。
私自身、物心がついた頃には常に身近にある食べ物だった気がします。それぐらい当たり前に近くにあり、比較的安価で年間を通して手に入るため、かなり親近感のある果物だと思います。
しかし、当たり前な果物すぎて意外とバナナには知られていない事もあります。私も最近知った事がありました(笑)
|栽培地で食感、味が変わる
バナナには高地栽培と低地栽培がある事をご存知でしょうか?
・高地栽培
その名の通り高地で栽培されているバナナです。
標高、約500メートル以上で栽培されているバナナは高地栽培となります。
特徴としては…
・甘味が強い
・もちっり感がある
大きくはこの2点です。
では、なぜ甘味が低地栽培のバナナよりも強くなるのか、
これは、バナナが昼と夜との気温差で甘味を増すからです。詳しく説明しますと、低地栽培の場合は昼夜の気温差が少ないため、バナナは昼夜を問わず成長を続けます。
一方、高地栽培の場合は夜の気温が低くバナナの成長が止まるため、昼に光合成で吸収した栄養を夜には使う事がなくなります。
低地栽培のバナナは夜も成長を続けるため収穫までの期間は早くなり、高地栽培のバナナは夜に成長を止めるため収穫までの期間は長くなりますが、じっくり育つため、甘味が強く、もっちりとした食感のバナナになります。
・低地栽培
標高、約200メートル以下で栽培されています。
昔から慣れ親んでいるバナナはこちらだと思います。
元々バナナは寒さに弱いため低地での栽培がされていました。
やはり甘さやもっちり感は高地栽培のバナナよりは劣ります。
|バナナに含まれる栄養素とは
主には美容効果ではないでしょうか。
というのもバナナにはビタミンB類が豊富に含まれているため、
・新陳代謝が上がる
・肌荒れ予防
・便秘解消
・疲労回復
代表的な部分だけでもこれだけの効果があります。もちろんバナナを食べるだけで全ての効果があるわけではありませんが。
|まとめ
主に高地栽培と低地栽培の違いについて書いていきました。
正直、どちらが良いかというと、好みにもよると思います。高地栽培は甘味も強くおいしいですが、甘すぎるのが苦手な方もいると思います。その場合には低地栽培のバナナのほうがあっさりとした甘味で好きかもしれません。
また、高地栽培のバナナは収穫までの期間が長いため、価格は低地栽培のバナナに比べると金額が高めの設定になっています。
毎日バナナを食べる方は、よりコストパフォーマンスが良い低地栽培のバナナでも十分だと思います。
高地栽培のバナナは大体パッケージに「高地栽培」と記載されていますので、お店で見かけた際は是非、チェックしてみてください。
食べ比べをしてみるのも面白いですよ。
今回は果物の中では最も身近と思われるバナナを取り上げてみました。