若ごぼうの使い方を教えます!

皆さん、若ごぼうをご存知ですか?
関西の方であれば、旬の時期になるとスーパーでも並ぶ野菜なので知っている方も多いと思います。

簡単に説明すると、根はごぼうでそれ以外はふきだと思ってください。
若ごぼうは栄養も満点で「そば」に含まれる事で有名なルチンを含んでおり、生活習慣病の予防に効果があります。

また、食物繊維も「さつまいも」よりも多く含まれていたりと嬉しい事尽くしの野菜です。

しかし、買って料理に使ってみた方は意外と少ないのではないでしょうか?若ごぼうは1つで3役をこなす素晴らしい野菜です!
料理でも、栄養でも多彩な魅力を持った若ごぼうを今回は紹介します!

若ごぼうの調理方

・根

まずは根の調理方です。
下処理ですが、根はアク抜きの必要がないため水でしっかりと洗い土とひげを落としましょう。気になる方は15分ほど水に浸しても問題ありません。

根の部分は基本的にごぼうと同じ使い方ができます。きんぴら、かき揚げ、炊き込みご飯などですね。
普通のごぼうに比べても柔らかめで食べ易いですよ。

・茎

茎の部分は水にさらしてアク抜きをしましょう。

ふきのように使えると思うと分かりやすいです。
根の部分と一緒にかき揚げにしたり、炊き込みご飯にしたりがおすすめです!

・葉

葉の部分は若ごぼうの中では一番アクと苦味が強いのでしっかりめにアク抜きをしましょう。
多めのお湯で30秒ほど湯通しをして、その後で水に30分ほどさらしてアク抜きします。

葉の部分も基本的にはふきの葉と同じように扱ってください。
基本はふきの葉は捨てる方が多いですが、一応は佃煮にする事が出来ます。

若ごぼうの葉は佃煮が一番美味しくいただけると思いますが、他にも炒め物などにも使えます。

若ごぼうの栄養

若ごぼうに含まれる栄養素ですが、、、

特記すべきはルチンです!
ルチンはそばやアスパラガスなどに多く含まれていますが、若ごぼう葉にもそばに匹敵するだけのルチンが含まれています。
その他には、食物繊維、カルシウム、鉄分が多く含まれています。

食物繊維はさつまいもよりも多く、鉄分はホウレン草よりも多く含まれています。栄養に関してもかなり優れた野菜である事が分かります。

・ルチン

ルチンは「そば」に含まれている事で有名ですが、若ごぼうにもしっかりとルチンが含まれています。
主に血液に関わる病気を予防する効果があり、動脈硬化や脳卒中、高血圧などです。

毛細血管を丈夫にする効果があるためで、血行も良くなるため肩こりや冷え性にも効果があります。

・カルシウム

骨や歯の形成には欠かせない栄養素です。
成長期の子供はもちろん、大人にもかなり重要な栄養素ですのでしっかりと摂取していく必要があります。

・食物繊維

便秘の解消や腸内環境の正常化には欠かせない成分です。
腸内環境を正常化する事により、肌荒れの改善など美容にも大きく関わる栄養素です。

・鉄分

鉄分不足で真っ先に思い浮かぶのは貧血だと思います。
血液中の鉄分が不足する事により貧血を引き起こします。

また、女性は男性よりも鉄分不足になる事が多く、実際に貧血などの症状がない方でも貧血予備軍になっている方が多くいます。
貧血の改善や予防のためにもしっかりと摂取しておきたい栄養素です。

若ごぼうとは?

若ごぼうは根、茎、葉の全てが料理として使える野菜です。とても風味が良いのも特徴です。
大阪府八尾市の特産品として知られており、その他の産地は四国などでも栽培されています。

若ごぼうの旬は2月から3月ごろの冬の終わりから春の始まりの辺りです。

特記すべきは捨てる場所がなく、全てが食べられるという事です!

まとめ

少し若ごぼうに興味を持っていただけましたか?
なかなか関西以外で見かける機会は少ないかもしれませんが、若ごぼうは捨てる所もなければ、栄養も満点な素晴らしい野菜です。

下処理など少し面倒な場面もありますが、その面倒な調理をしてでも十分納得のいく美味しさがあります!

皆さんも見かけた際は是非、挑戦してみてください!!