3種類のかぶ、それぞれの特徴とは?

かぶはかなり昔からある野菜ですので、知らない方はいないと言ってもいいのではないでしょうか?
かぶといえばお漬物!そんなイメージがあります。

一言にかぶといっても意外と多くの種類があります。
どのかぶでも全く同じ調理法や漬け方でも問題はありませんが、種類ごとに味や特徴も違っており、それぞれのかぶに合わせた調理法もありますので、今回は種類の多いかぶの中で3種類を紹介していきます。

小かぶ

最も一般的なかぶだと思います。
他にも中かぶ、大かぶと分けられていますが、小かぶが皮も薄くサイズも小さいので調理もしやすいと思います。

小かぶの調理法

・お漬物
・煮物
・炒め物

お漬物

かぶと聞いて一番に頭にうかぶのはお漬物だと思います。ただし小かぶの場合は煮物や炒め物にしても美味しくいただけます。

浅漬けが一番簡単です。
塩だけでも、だしを入れても作れます。その際に葉の部分も一緒に漬けてしまうと無駄がなく、しかも美味しいです!

他にも風味付けに『赤とうがらし』や『ゆず』などを入れても美味しいですね。
お漬物と言っても少し調味料を足すだけで色々な漬け方を楽しむ事が出来ます。

煮物

かぶは煮物にしてもとても美味しいです。
かぶだけを塩、砂糖、みりん、酒、醤油、だしなどで煮込んでも良いですし、鳥肉や豚肉、油揚げなどと煮込んでもとても美味しくなります。

炒め物

炒め物は肉類と炒めるのがおすすめですが、味付けに関しては、塩コショウなどシンプルな調味料よりかは、味噌など少し煮込みに近い方が味も浸みて美味しくなります。

辛めが好きな方はキムチや豚肉と炒めても美味しいですよ。
また葉も一緒に炒めてオッケーです!

赤かぶ

赤かぶはその名の通り見た目が赤いかぶです。
しかし、赤かぶでも何種類かあり、今回紹介するのは皮も中身も赤い赤かぶになります。

上で紹介した小かぶはお漬物以外にも様々な調理法がありましたが、赤かぶはお漬物だけがおすすめです。
こういった色の入った根菜は漬けるととても色鮮やかになりますが、加熱調理をすると逆に色がぼけてしまいます。

そういった意味でのお漬物のみおすすめなので、他の調理法が出来ないというわけではありません。ただ、せっかく綺麗な色をしている野菜なので、活かしたいという意味でお漬物をおすすめします。

甘酢漬けが色も鮮やかになりおすすめです。

あやめ雪かぶ

最後に紹介するのはあやめ雪かぶです。
あやめ雪かぶはまだまだ歴史の浅い品種ですが、私は今のところかぶの中で一番好きな品種です。

小さめのかぶで見た目は上が紫色、根に向かって白色にグラデーションで変化していきます。
見た目にもとても綺麗な品種です。

味は甘みが強く、食感も柔らかめなので一番のおすすめは生のままサラダです。皮も硬くないので、しっかり洗えば皮ごとの調理で問題ありません。
気になる方は皮を剥いてしまいましょう。

他にはお漬物ももちろんおすすめです。浅漬けや甘酢漬けなど多様出来ます。

かぶの栄養は?

かぶは根の部分と葉の部分でそれぞれ違う栄養を持っています。

根に含まれる栄養

・ビタミンC
・消化酵素

大きくはこの2つですが、ビタミンCは風邪予防など、消化酵素は整腸や胸焼けに効果があります。
特に生食で効果を発揮します。

葉に含まれる栄養

・ビタミンA、B、C
・カルシウム
・鉄分
・食物繊維

などなど、意外にも根の部分よりも多くの栄養素が含まれています。
葉の栄養素をまとめると、美容効果もあり、貧血にも効果があるといった所でしょうか。

まとめ

今回は3種類だけですが、小かぶ、赤かぶ、あやめ雪かぶを紹介しました。
それぞれに少し違った料理の向き不向きがあるので参考にしてもらえれば嬉しいです。

かぶは美味しいだけではなく非常に多くの栄養も持った野菜です。また、葉の部分には特に栄養が含まれていますので出来れば捨てずに一緒に漬けたり、炒めたりして食べてみてください。