つるむらさきを食べて夏バテを防止しましょう。

少しずつ暖かかくなってきて夏の近づきを感じますね。暖かくなってくると嬉しいものですが、人によっては暑さが苦手な方も多いと思います。

特に夏バテはしんどいですよね?
完全に夏バテをしないようにするのは難しいですが、野菜を食べて夏バテの軽減をする事は出来ます!

今回は夏バテの予防にもなる「つるむさき」という葉物野菜を紹介していきます。

つるむらさきとは?

その名の通り、蔓状の植物で、食用として出回っているのは蔓先の部分になります。
もともとの原種は茎の部分が赤みがかった色をしていますが、市場でよく見かける物は緑色をしています。

つるむらさきの原産は東南アジアで、その歴史はかなり古く2000年以上前から食用になっていました。
日本でつるむらさきが認知され始めたのは1970年代頃なので、そこまで古くから一般的に食べられていた野菜ではありません。

つるむらさきは粘り気のある野菜でこの粘り気が夏バテの予防になります。

旬の時期

つるむらさきの旬は夏で6月から8月が一番の旬ですが、現在はハウス栽培も行われているため3月の下旬ごろから11月の初旬ごろまでは市場で見かける事があります。

葉物野菜は夏場になってくると収穫量が減ってくるため、夏の時期に全盛を迎えるつるむらさきは食卓でも活躍してくれるはずです!

産地は?

全国各地で栽培されているため大体スーパーや八百屋に並んでいるつるむらさきはその土地に近い地域が産地のものが多く並んでいます。

葉物野菜は特に傷みやすいですから、あまり遠くからは運べないというのもあるかもしれません。

つるむらさきの栄養

・βカロテン

抗酸化作用のある栄養素です。
体内で酸化が起きる事で老化現象や病気の原因などになりますが、抗酸化作用は体内の酸化現象を抑えてくれるため病気の予防やアンチエイジングに役立ちます。

・ビタミンB群

主にエネルギーを作り出してくれる栄養素ですが、その他の効果も大変多く、免疫力の向上や神経を正常に働くように促す効果もあるため神経痛の緩和にも効果があります。

・ビタミンK

血液を凝固させる役割を持つのがビタミンKで、出血した際に血液が流れるのを止めやすくする効果があります。

また、骨の成長にも欠かせない栄養素です。

・カルシウム

カルシウムは骨や歯の形成には欠かせない栄養素です。
特に成長期には必須の栄養ですが、カルシウム不足か続くと高齢になってから骨がもろくなるなどの症状も出てくるため、常に必要な栄養素と思っておいて良いです。

・マグネシウム

マグネシウムも骨の形成、維持には欠かせない栄養素です。

不足すると神経にも影響があるため、不足しないように摂取していきたい栄養素の1つです

・食物繊維

便秘の解消や腸内環境の正常化に効果があります。

便秘を解消する事で腸内は綺麗になり、肌荒れの防止にも役立ちます。

良いつるむらさきの見分け方

基本的に葉物野菜と同じです。

収穫から時間が経ってくると葉がしなびて茶色や黒く変色してくる部分が出てきます。
また、全体的に小さいものを選びましょう。
どうしても成長した葉物野菜は固くなるため、食べやすいものを選ぶためにも小さめのつるむらさきを選んだ方が良いです。

保存方法

葉物は傷んでいくのが早いため購入してからは早めの調理がオススメですが、冷蔵保存しておけば2〜3日は十分に持ちます。

そのまま冷蔵保存するのではなくビニール袋に入れるか、濡らした新聞紙などで包んで冷蔵保存しましょう。
葉物野菜は外気に触れないようにして、冷蔵する事で少しの間は保存する事が出来ます。

ただし、長く保存すると葉が傷んでいる部分も出てくるため、その際は傷んだ部分だけ取り除いて調理しましょう。

まとめ

つるむらさきは粘りもあり味にも少しクセのある野菜ですが、夏バテを予防する際にも是非食べておきたい野菜です。
また、葉物野菜が減ってくる夏の時期には貴重な野菜なのでほうれん草の代わりにお浸しなどもオススメです!

皆さんもつるむらさきを食べて暑さを乗り切りましょう!