オクラの季節がやってきましたね。とは言っても外国産のオクラは年中食べることができます。
国産のオクラは決まったシーズンしか出回らず、夏がメインの野菜です。
やっぱり国産のオクラが美味しいんです!
あまりこだわりがなければ良いんですが、せっかくならば美味しいオクラが食べたいですよね?
今回は国産のオクラを紹介していきますので、是非参考にしてみてください。
オクラとは?
オクラは夏を代表する野菜の1つで、粘り気があり夏バテ防止にはもってこいの野菜です。
オクラは日本が原産のようなイメージがありますが、実際には日本に入ってきたのは江戸時代から明治と意外と日本での歴史は浅く、広まり始めたのは1970年代ごろです。
オクラには主に2種類存在しているのはご存知でしょうか?
『五角オクラ』と『丸オクラ』です。
みなさんが一般的に食しているのは『五角オクラ』のはずです。
基本的に『丸オクラ』は結構珍しくスーパーなどではあまり見かけることはありません。
うちの八百屋に入ってくるオクラも基本は『五角オクラ』ですが、1ヶ月間ほどは直接取引きをしている農家さんから『丸オクラ』が入ってきます。
丸オクラは生でも食べられます!
これは嬉しいですよね。生で食べても何のクセもなく、かなり美味しく食べられるんです!
私も初めて生で食べられると聞いた時はビックリしました。
オクラを生で食べるイメージは全くなかったので、、、
有名な生産地
鹿児島と高知が多く生産しています。
関西圏では鹿児島ではなく、距離的にも近い高知産のオクラを多く見かけます。
野菜は鮮度が命ですから、あまり遠くの産地から入荷することは少ないです。
国産オクラの旬の時期は?
国産オクラの旬の時期は6月から8月ごろですが、実際には4月の初旬あたりから出荷は始まっています。
ただ出始めの頃は少し価格が高めなので価格が下がってくるまで見送る方も多いですね。
向いている調理法
オクラの調理は簡単ですね。
オクラには産毛があるので軽く塩もみをして落としてあげます。
あとは茹でて醤油と鰹節が一番簡単な食べかたです。
*茹でる時のポイント
味噌汁や豚汁などに入れる時は良いのですが、軽く醤油などで食べる場合には茹でてから切るようにしましょう。
先に切ってしまうとオクラの中まで水が入ってしまい、オクラ本来の味が落ちてしまいます。
良いオクラの見分け方
産毛がしっかりしていること、ヘタや全体が黒ずんでいないもの、持った時に柔らかすぎずシャキッとしているもの、この3点です!
特に黒ずんだ部分が出ていないかは簡単に見分けることができるので見分けとしてはオススメです!
また、オクラは収穫から日が経つにつれてシャキッと感がなくなりフニャっとしてきます。この辺りも見ながら選んでみてください。
オクラの保存方法
基本的には冷蔵保存になりますが、オクラはもともと暖かい地域の野菜なので冷やしすぎるとバナナと同じように低温障害が出たりします。
保存する際には新聞紙などで外気が当たらないようにしてから野菜室で保存しましょう。
オクラの栄養素
オクラは夏バテの防止や胃腸の不調を解消する栄養素を多く含みます。
含まれる栄養素にも目を通して役に立ててください!
・ムチン
オクラで夏バテの予防というのはよく耳にする話かもしれません。
そこにはのこムチンが関わっていて、粘膜を保護して免疫力を高めてくれます。
つまり、夏バテなどで弱った胃腸の回復を助けてくれるため、夏バテの防止にもなるわけです。
夏場だけではなく胃腸の調子が悪い方にはベストな栄養素です。
また、全体的な粘膜の保護もするため風邪の予防にももってこいです。
・食物繊維
便秘の解消や腸内環境の正常化に役立ってくれます。
便秘を解消することによってダイエット効果が得られたり、腸内環境を正常化することにより肌荒れの改善などの美容効果を得ることができます。
・葉酸
葉酸は鉄分を多く含んでいるため貧血の予防に役立ってくれます。
・カルシウム
骨や歯を形成するのには欠かせない栄養素です。
また、ビタミンDと合わせて摂取することによって、よりカルシウムの吸収を高めることができます。
・βカロテン
抗酸化作用をふくむ栄養素です。これはアンチエイジングには欠かせないことですね。
体内で活性酸素が増えるとシワやシミなど老化現象が進んでいきます。
これらの活性酸素を抑えるのが抗酸化作用の役割で結果としてアンチエイジングとなるわけです。
また、生活習慣病や動脈硬化、ガンの予防にも一役かってくれます。
・ビタミンB群
ビタミンB群はエネルギーを作り出す栄養素として有名ですが、自律神経などストレスに対する効果もあります。
神経痛やストレスを溜めすぎてしまう方にも効果がありますので、日常から取り入れておきたい栄養素です。
まとめ
代表的な夏野菜の1つオクラですが、少し詳しくなれましたか?
オクラに含まれる栄養なども知ることでより考えながら健康面のサポートもできると思います!
オクラを食べて暑い夏を乗り切りましょう!